男性不妊の恵比寿つじクリニック
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世界初です、精子を造る働きの変化をリアルタイムに観察しました

 精子を造る働きの変化をリアルタイムに観察した当院からの論文が米国生殖医学会の機関誌F&S Reportsに掲載されました (Alterations in the ultrasound appearance of seminiferous tubules after gonadotropin treatment in patients with azoospermia because of hypogonadotropic hypogonadism. F S Rep 2025;6:428-435)。
 男性低ゴナドトロピン性性腺機能低下症(脳から出ている精巣の機能を調節しているホルモンが不足して、男性ホルモンや精子が十分につくられない病気。脳からのホルモンを補充することで、精巣の機能が回復する期待がある)で無精子症になっている10人の患者さんに当院でホルモン治療を行い、精液所見と精巣内の超音波画像を経時的に観察しました。ホルモン治療により10人中9人で精液中に精子が出現しましたが、精子が出てくる前には、超音波検査で径の大きな精細管(300µm)が出現することが分かりました。さらに、超音波画像上で径の大きな精細管が増えてくると、精液中の精子の数も増加しました。これは精子を造る働きの変化をリアルタイムに観察した世界初の報告です。
 子作り開始年齢が上がっている日本では、不妊治療は時間との戦いでもあります。精液中に精子が出現する前に、精子を造る働きの改善を把握できれば、治療計画を立てるのに非常に有利です。当院ではこれまでも超音波検査で精巣内を観察して、非閉塞性無精子症の精子回収予測を行ってきましたが (Ultrasonographically determined size of seminiferous tubules predicts sperm retrieval by microdissection testicular sperm extraction in men with nonobstructive azoospermia. Fertil Steril 2020;113:97-104)、これからも当院独自の最新技術でお子さんを授かりたいカップルのお役に立ちたいというのがスタッフ一同の願いです。

辻祐治
恵比寿つじクリニック

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