男性不妊の恵比寿つじクリニック
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メディア紹介

卵子老化の真実<河合 欄 著>(文春新書)

卵子老化の真実<河合 欄 著>(文春新書)

この本の執筆にあたり、辻院長が取材を受けました

「年齢が高い女性の卵巣は、古いミカン箱のようなもの」と語る不妊治療のベテラン専門医。
「卵子老化」により、妊娠力は20代後半から低下し、子どもの染色体異常や流産は年齢とともにあがっていく──。
しかし、誤った情報や偏った報道により、過剰な不安やプレッシャーに苦しめられる女性が、今急増している。
日本で唯一人の出産専門ジャーナリストが、3年をかけ「卵子老化」「高齢出産」の現場とその真実を徹底取材。

アンチエイジング・美魔女ブームの昨今、外見はいつまでも若々しい30代・40代の現代女性。しかし、「卵子老化」の時計の針だけは誰にも巻き戻せません。
 現在、不妊治療を受ける夫婦は6組に1組。実に36人に1人は体外受精児です。
しかし、体外受精ですら「卵子老化」は救えません。体外受精による45歳女性の出産率は0.6%、流産率は64.6%。日本は、不妊治療のクリニック数も体外受精数もダントツの世界一の不妊治療大国でありながら、妊娠率は50カ国中45位。数百万円かけても、赤ちゃんに恵まれずに時間切れになってしまう悲劇があとをたちません。
25年以上日本の出産を取材してきた著者は、「卵子老化」という事実を知ってほしいと長年願い続けてきました。しかし、近年「卵子老化」がセンセーショナルに報道されることにより、ネット等 では「女が仕事なんかしているからだ。さっさと早く産め」「女は年を取ると卵子まで劣化する」などとバッシングが起き、悩みを抱えている女性たちにさらに追い打ちをかける事態となっています。
本書は、今知っておいてほしい全てを網羅するため、「卵子老化」を様々な角度から検証しました。
その取材過程で、著者が厚労省資料室で見つけた古い統計には驚くべき明治女性の「高齢出産力」を示す数字がありました。なんと大正14年の45歳以上の出産は年間2万例。最新治療の発達した現代の21倍であり、50歳以上の出産も年間3648例もあったのです。
「100歳以上まで生きた長寿者には高齢出産をした人が多い」という海外の統計や、ロンドン大学の「高齢出産の子どもはケガが少なく、言語発達も良好」という最新研究などを通し、今まで報道されてこなかった「女性が本来秘めている妊娠力の底力」も浮き彫りになりました。
不妊治療や高齢出産を数多く手がける有名病院の医師やベテラン助産師、高齢出産の体験者の生の声も満載です。通常、雑誌や本の取材では、医療従事者はよそゆきのコメントに終始しますが、著者との長年の信頼関係から、なかなか普段は聞けない“ホンネ”を率直に話してくださいました。

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