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ZAKZAK 2011.11.16掲載 “奇跡の不妊治療“最前線”とは ZAKZAK記事へ
“無精子症”ユカイに双子誕生!奇跡の不妊治療“最前線”とは
無精子症と診断されていたロック歌手のダイアモンド☆ユカイ(49)が不妊治療を経て、双子の男児を授かった。2009年2月に一般女性と結婚。翌年2月に女児が誕生しており、これで三児のパパに。男性不妊症の約10~15%といわれる無精子症の治療最前線を専門医に聞いた。
「ロックンローラーでしかもタネナシの俺が三児の父になるなんて誰が想像できたでしょうか。本当に感謝、感激、ダイアモンドの雨、あられ!」
あまりのうれしさに、ブログでこう綴ったユカイ。今月2日の会見でも「長女とは違い、今度はボーイズですから、星一徹のようにビシッといく。肉食系の強い男に育てます」と満面の笑み。体外受精による不妊治療が功を奏した。
無精子症の主な原因は、(1)精巣で精子が作られない「非閉塞性無精子症」と、(2)精巣で精子は作られているが、精子の通り道の精路が何らかの原因で不通になっている「閉塞性無精子症」の2種類がある。
ユカイは、(2)が原因だった。精巣では精子が作られているため、精巣から精子を採取して体外受精を成功させたのである。なぜ無精子症になるのか。男性不妊治療専門の恵比寿つじクリニックの辻祐治院長が明かす。
「精路が塞がる原因はさまざまです。先天的に精管がない人もいれば、子どもの頃に受けたソケイヘルニア手術の後遺症、また、淋菌やクラミジアによる感染症、ボールが(股間に)ぶつかっただけでも、それが治る過程で塞がってしまうこともあります。自覚がなく、不妊治療で初めて閉塞性無精子症と知るケースも多いですね」
精路は詰まっても、精路再建による自然妊娠や、ユカイのように体外受精で子宝を授かる道はある。
治療がより難しくなるのは、精子そのものが作られていない非閉塞性無精子症だ。その原因もさまざま。先天的に精巣がお腹の中にある「停留精巣」のほか、大人になってからおたふくかぜを発症して精巣が腫れてしまい、精子を作る能力が低下するケースがある。
「インフルエンザなどで高熱が出たときも、精子を作る機能は低下しますが、3カ月もすれば元に戻ります。しかし、おたふくかぜで精巣炎を起こすと元に戻らない。生まれつきに精子を作る働きが弱く無精子症になっている男性も200人に1人くらいいます」と辻院長。
さらに、精液に精子がきちんと存在しても、子宝に恵まれにくいケースがあるそうだ。
「精子の働きには個人差があります。年を重ねても、元気な精子を持っている人がいる一方で、精子はあっても動きが鈍くなってしまう人がいるのです」(辻院長)
中高年になり子どもが授かりにくい人は、精子の老化が関与していることも珍しくないそうだ。
「どのような原因にしろ、今は不妊治療の方法が進歩しています。35歳を過ぎて子供が欲しくなったら早めに精液検査を受けることが大切です」(辻院長)
